花粉が飛び始める2月頃~春先は、温度差や湿度差が大きくなる時期であり、体調を整えることが難しく鼻や喉、気管や肌などに異常が現れやすくなります。
加えて、紫外線量の増加、生活環境の変化による刺激、ストレスなどでもホルモンバランスが乱れたりしがちです。
そのようなときに花粉症に見舞われ、マスク、サングラスをしたり、薬や漢方の服用などさまざまに対策されることと思いますが、それでもかゆくて皮膚をこすってしまったり、鼻をかんで周囲の肌が荒れる機会が多くなります。
こうした摩擦で角質層が傷ついたり、乾燥がひどくなって肌のバリア機能が低下すると、無防備になった毛穴に皮脂や汚れが詰まり、菌が繁殖して、ニキビが悪化してしまうのです。
また、大量の花粉そのものがつくことで肌が強い刺激を受け、ニキビが悪化することもあります。
花粉の影響で乾燥し、荒れてしまった肌の調子を整えていくことが、ニキビの重症化予防につながります。
優しく丁寧に洗顔するように心がけ、低刺激の化粧水をたっぷりと使用して肌の潤いを保ちます。
肌の乾燥が、花粉症のかゆみを増加させていることも考えられるので、保湿はとても重要です。
刺激の少ないハーブ入りのスキンケアなどで気持ちもリラックスできれば、さらに効果が期待できますね。
肌の調子を整えると同時に、花粉症自体の治療も大切です。
適切な治療を行う耳鼻咽喉科を探し適切な処置を行うことも大切です。
すぐに効果が出ないこともありますが、医師と相談して様子を見ていくようにしてくださいね。